歴史・過去は地下に


考古学を研究しているある人が言った。 「考古学では、すべての過去、つまり、一分前の物も それは全て、考古学的資料であり得る。」と。 「へ~、そうなんだ!」と感心した。

ところで、メキシコシティーも、高層近代ビルが建ち並ぶ大都市である。

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全ての場所、全ての地区、全ての国に歴史がある。 ここ、メキシコシティーのその近代都市の下にも、もちろんその歴史・過去がある。 それが、工事などで、大地を掘り返すと、歴史の過去の考古学的資料が、今の人々の前に現れる。

もともと、メキシコシティーの中心部は、先スペイン期のアステカ王国の文明が栄えていたその場所であるのだから、 地下を掘り返したら、出てくる、出てくる。

シティーの中心地ソカロ広場の一角には、29年前に発掘されたアステカ遺跡がある。

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これは、やはり、地下電気工事中にアステカ文明のもっとも重要な石彫、月の女神 コヨルシャウキ

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の発見がきっかけとなったもの。

去年の10月、その遺跡の前での建設工事の場所から、

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アステカ太陽のカレンダー、月の女神の像と並んで、アステカ三大石彫となるべき大地の女神像の石彫が発見された。 それは、太陽のカレンダー、月の女神よりなお大きい4m×3.95mの石彫である。(まだ未公開)

また、ちょっと前に、これは、もっと時代が近代になるが、レフォルマ大通りの一角の小さな公園にあるフランス人の細菌学者パスツールの銅像

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を工事のため動かしたところその下から出てきました、タイムカプセルが!

この銅像は、1910年、メキシコ革命の年、フランス人のコロニアルの人々が寄贈した銅像なのだそうだが、当時、未来のいつか、この銅像が動かされる事が あるだろう、その時、この時代を知ってもらうと銅像の下に、その時の新聞雑誌などの当時を知るための資料がタイムカプセルとして、埋められたものと。

今年は、まだメキシコ革命100年に3年欠ける、もう数100年後に発掘されたら、よかったのに、タイムカプセルの価値がもっと上がるだろうに....なあんて思うのは 私だけかな?

さて、歴史・過去は、今地上の街の下、地下に埋まっていて、見えない!? いやいや、覗き窓を作ったのです! 透明のガラスの下に、アステカ時代の建造物の壁が、コロニアル時代の建物の階段などなどが、覗けます。

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メキシコシティーのソカロ広場あたりを歩く事がありましたら、覗き窓からメキシコの過去をちょっと覗き見してみては、いかが?

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