キリストの受難の再現劇


イスター、 メキシコでは、セマーナ サンタと言うが、これは、多くの人にとって、ゴールデン ウイークで、一年の中で重要なバケーションである。
だが、また一方、大変カトリック信者の多いメキシコでは、敬虔な信者が、キリストの受難を想い起こし、改めて、キリストを信仰する時でもある。

さて、メキシコシティーのイスタパラパ地区の星の丘という場所で毎年行われる(今年で164年目だそうだが)キリストの受難再現のイベントは、今年も140万の人が集まったと。

私も、この原稿のためにも、今年こそは行こうと思っていたが、(28年もメキシコに住みながら、一度も行ってない、いつも、みんなに行くな!大変だからと言われ続けて。)当日、お腹の調子を崩し、トイレの心配をするだけでも、大変だろうと思い、今年も断念した。

新聞によると、最前列の特等席は、4000ペソ(4万円)だったと。テレビでも、ほとんどの人は、人ごみの中で劇は見れずに、設置されたメガテレビを見るくらいだとの事で、大変な人出と。

この星の丘という場所で、このキリスト受難の再現のイベントが行われるようになったのは、それなりの理由があったのかもしれない。
この丘は、古い昔から、人々の信仰の場所であった。
最近の研究で、この丘に、ティオティオワカン時代(紀元前2,3世紀~紀元後7世紀)の月のピラミッドと同じくらいの大きさのティオティオワカン文化のピラミッドがあると。(未発掘)
また、アステカ帝国時代には、この場所で、世紀の祝い、新しい火の祭り事が、52年ごとに行われていた場所で、それは、全ての火が消され、そして、新しい世紀の訪れとともに、ここで新しい火がおこされ、その火種がすべての町の人々に与えられるという。

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まあ、イスタパラパのキリスト受難再現のイベントだけでなく、メキシコでは、それぞれの教会の地区、地区で、彼等のキリスト受難の様子を再現して、人々の信仰心を新たにする。
地区の道を、十字架を担ぐ人を中心に地区の人々がみんなで行列しながら、練り歩く、地区の、あちらこちらの場所で、キリストの受難に思いを馳せる神父の説教を聴き、また、行列がゆく。

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また、教会のミサも、この日は、特別に多くの人が参加して、キリストの受難を思い、キリストへの信仰を新たにする。

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*追記
このイスタパラパのイベントを、世界遺産に申請しようとの事。

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