世界一のピラミッド


ピラミッドの大きさ比べとなると、誰でも、一番は、エジプトの大ピラミッド、クフ王の147mの高さがあるというピラミッドと言うだろう。 だがだが、抗議するわけではないが、メキシコのチョルラのピラミッドは体積的には、世界一だぞ!

色んな事において、ピラミッドの偉大さで、エジプトのピラミッドを尊敬しております。 だから、文句はないのですが、体積的に世界で一番大きなピラミッドは、チョルラの大ピラミッドです。

メキシコシティから約2時間、プエブラ州、チョルラ。その町に近づくと、オレンジの教会を上に頂いた丘が目に飛び込んでくる。 その丘が当に、ピラミッドなのである。 今は、頂上に教会のある丘としか見えない。

01_01

どうも、本によってまちまちだが、高さが59mほど、底辺の長さは長い方で430mほどと。 自慢じゃあないけど、底辺の長さの比では、エジプトの大ピラミッドより200mも長い。 それで、世界一の体積のピラミッドだ!

メソアメリカ文明の中で、色んな都が繁栄し、そして、崩壊して廃墟になって行った中で、衰退期もあり、また、支配者の交代もあったが、 このチョルラの都は、2000年もの長い間、存続していった都であったのだ。 その長い間に、やはり、ピラミッドが何度も大きく増築されていった結果、世界一の体積のピラミッドになった。

01_02

写真の説明 : チョルラ遺跡の博物館のピラミッドの模型

だが、1519年、スペインからの侵略者、エルナン コルテス軍は、このチョルラで、丸腰のチョルラの3000人以上の人々の大虐殺を行った。

そして、侵略者達は、雨の神トラロックを祭った大ピラミッドの神殿も破壊した、だが、この巨大な何億個もの日干し煉瓦で造られたピラミッドを、 アステカの大神殿のように全て破壊し、平らにして埋めてしまう事は出来なかったようで、多分土で被いかぶせ、その上に、 彼ら侵略者の信仰するカトリックの神を祭るための教会を建てた。 今ある教会は、何度か立て替えられたものらしいが。

01_03

写真の説明 :この丘の壁面を掘れば、これが日干し煉瓦で造られていることが分かる。

それ故、今は丘となっているが、この丘全体がもともとの大ピラミッドなのである。 このピラミッドは、ナワトル語で、Tlachihualtepetl トラチィウワルテペトル、意味は「人口の山」と呼ばれていたと。

1930年代に丘というかピラミッドにトンネルを掘り調査が行われた。そのトンネルの長さは8キロ以上と。 そして、遺跡見学で、そのほんの一部のトンネルを通って、下に埋もれているもっと古いピラミッドの階段やら側面の一部を見られるようになっている。

01_04

写真の説明 :発掘のために掘られたトンネル中。下の層のピラミッドの階段の一部が見られる。

また、天気がいいと、このチョルラから、ポポカテペトルとイスタシワトルの5000m以上の山が実に美しく見られる。

01_05

世界遺産の町プエブラに行ったら、ちょっとまたチョルラの遺跡まで、足をのばしてみるのもいい。 もともとは、ティオティワカンと並ぶ大都市として多くの建造物が立ち並び栄えていた都であたが、 今、その昔栄えた都は、Tlachihaltepetlしか残されていない遺跡であるが、 ティオティワカンの遺跡ほど人が行かないけど、なんせ、世界一の体積を持つピラミッドだよ!

01_06

写真の説明:ピラミッドの下の一部が発掘されている。

01_07

写真の説明: 増築増築を繰り返しているので、複雑怪奇である。           発掘で、残している場所のどの層が先でどの層が後かも、よく分からない。

01_08

写真の説明: 飲む人々という壁画も見つかっているが、アクセスできない場所で、本物は見られない。           博物館のコピーの絵。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です