ティオティワカン特別展


メキシコ人類学博物館は、メキシコの遺跡や考古学に興味のある人には絶対お勧めの博物館である。

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写真の説明 :メキシコ国立人類学博物館 正面

人類学博物館は大変大きな博物館であるが、その大きな博物館でも、メキシコの遺跡の発掘が進むにつれて、発掘物もどんどん増えるわけで、
その大きな博物館でも重要で素晴らしい発掘物でも、全ては展示しきれない。
そんな訳で、博物館の倉庫に、人目に触れずにこっそり隠されている重要な発掘物があるのだ。

メキシコ人類学博物館は、時々特別展をやる。
それは、世界の他の国の特別展であったり、テーマを決めたメキシコの特別展であったりする。
今、5月から8月までの特別展は、「テイオティワカン 神々の都」展である。

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写真の説明 :特別展 「テイオティワカン 神々の都」の看板

これは、素晴らしい!最高です!
メキシコに、この期間にいらっしゃる人で、メキシコの遺跡、テイオティワカンに興味がある人は絶対お見逃しなく!
普段見れない本物の重要な遺物をまとめてごっそり見れるチャンスです。
今のティオティワカン室にも展示されてないし、個人の収集品やら他のなかなか地方であったりで行かれない博物館からの持込の展示品、
最近の発掘物など、これだけまとめて、ティオティワカンの発掘品を見られるチャンスはなかなかありません。

ティオティワカン展、全部の展示品ではなさそうですが、世界へ出張するという話もききました。
もし、日本へも行くようだったら、お見逃しなくね!

メキシコの公共の博物館や美術館など、ほとんどのところは写真撮影はフラッシュなしでokなのですが、このティオティワカン特別展は、
写真撮影は禁止です。残念ですが、そんな訳で、写真が撮れませんでした。
個人の収集品もあるのでそのポリシーもあるのでしょう。

今回の写真はそんな訳で、写真を写真に撮ったもので申し訳ないけど、いくつか載せます。

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写真の説明 :トルコ石などのモザイクの模様を張った仮面
これは、何年か前の博物館展示改装前は展示されていたものだが、今のティオティワカン室には展示されなくなってしまったもの。

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写真の説明 :日本人考古学者杉山三郎さんが中心になって行った月のピラミッドの下の発掘では見つかったもののひとつ。
この発掘で、月のピラミッドは7つのピラミッドが上へ上と大きく作り変えられていった事がわかった。
そして、作り変えて行くたびに生贄や色んな奉納物を埋めた。その一つという事である。

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写真の説明 :ティオティワカンの都は建造物が全て、赤で塗られていた。
あの大きな都が真っ赤に塗られていた事を想像してみてください。なんとも素晴らしい都の風景だった事でしょう。
エリートの住所などは、宗教的モチーフの絵で飾られていた。
この絵は、やはり、雨の神トラロック。トウモロコシを収穫している。
確か?よその博物館所蔵のもの。
メキシコの遺跡も多くの盗掘にあっているのでしょうが、ティオティワカンの壁画さえ、剥ぎ取って行かれたものもあるようです。

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写真の説明 :鳥の容器 貝殻で飾られている。これも昔は展示されていたが、倉庫にしまわれてしまたもの。

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写真の説明 :羽をつけたジャガー
今も発掘は続けられている訳で、最近の発掘物の一つで、多分今回が初めてのお披露目だろう。
羽をつけている神はケツアルコアトルで蛇の神なのだが、羽毛をつけたジャガーとは、これまた興味深い。

メソアメリカ最大の都であったティオティワカン。
後の人々が廃墟でさえ「神々の都」と名づけた都は当時いかなる都であったのか?
文字の記録のない文明は、未知の謎を秘めて、私たちにその発掘物で、その昔を想像にかりたてる。

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