ザンクトガレン

11 11月
2010年11月11日

ザンクトガレンは、かつてアルプス以北の全ヨーロッパに影響を与えたほど力を持った町でした。
大聖堂と重厚な建造物から、スイス東部の繊維工業の中心として栄えてきた昔の面影を今も感じられます。
ゆっくり散歩するのにぴったりな、落ち着いた雰囲気の静かな町です。
山のハイキングの合間に、ぜひ訪れてみたいですね。

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駅前広場を出るとすぐに、ヨーロッパらしい建物が目に飛び込んできます。
ザンクトガレンの見どころは、バロック様式の建物の並んだ旧市街。
旧市街に入るには駅前広場を渡ってSt-Leonhardstrasseで左に曲がります。

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ヨーロッパらしい優雅な雰囲気の噴水のある広場。
噴水をさらに突っ切ると旧市街に入ります。

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ザンクトガレンの旧市街では、建物に特徴のある出窓がついています。

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一軒一軒違う凝ったデザインの出窓は、見て歩くだけで楽しくなります。
バロック装飾の古い建物はただ保存しているだけではありません。
内部にはオシャレなブティックなどのテンポが入っていて、普通にショッピングできるようになっています。
現代的なディスプレイとバロック装飾が違和感なく調和している風景は、不思議な感動を呼びます。
出窓を眺めながら右に進んでいくと、大きなバロック様式の大聖堂が現れます。

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あまりの壮大さと美しさに息を飲みます。
この大聖堂は、町の名前の由来である聖ガルスが621年に作った小さな僧院が始まりでした。720年にベネディクト派によって大発展をとげ、その後、何度も火災や破壊で損傷しました。
現在のものは18世紀に建てられたものだそうです。

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スイスの代表的な後期バロック様式の教会です。
2本の尖塔が印象的。
大聖堂前は広い芝生の広場になっていて、市民や観光客が気軽に座って休憩する憩いの場になっています。

大聖堂は、内部も豪華な装飾がほどこされて、まるで宮殿のよう。
かつての教会の力と町の財力が想像されます。
隣接する旧修道院とともに、世界遺産に登録されています。

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近くにある屋根の模様が美しい教会は、聖ロレンツォ教会です。

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大聖堂を抜けたところにある大きい広場には、ガルス像が立っています。

アイルランドから布教にやってきたガルス聖人は、「コンスタンツ湖とセンティス山にはさまれた美しい緑の野」に小さな僧院を立てました。
彼が持ってきた経典を学ぼうとする層が次々と集まり、職人や農民たちが集落を作り、ザンクトガレンは織物の町として栄えるようになりました。
そして小さな僧院の町は、スイスの学問や文化の中心的存在まで発展したのです。

スイスというと山や自然ばかりが注目されがちですが、歴史や学問でも豊かさを感じられる町もたくさんあります。
世界遺産の大聖堂のあるザンクトガレンに、ぜひ足をのばしてみてください。

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