ヘラルドスクエアとグリーリースクエア・パーク
南北に走るブロードウェーとアベニュー・オブ・アメリカ(6番街)が33丁目あたりでで交差していますが34丁目と35丁目、ブロードウェー、6番街に囲まれた一帯をヘラルドスクエアといいます。
以前、この地には、今は存在しない新聞社「ニューヨーク・ヘラルド」の本社ビルがあったため、ヘラルドスクエアと呼ばれるようになりました。
緑の茂るスクエア内には、セレブシェフ、トム・コリキオの有名サンドイッチ店「ウィッチクラフト」が運営するコーヒーやサンドイッチ、ペイストリーなどを売る売店があり、コーヒーを飲みながらベンチで休む人達の姿が見られます。
タイムズスクエアと同じく、ヘラルドスクエアでもブロードウェーの一部(33丁目から35丁目まで)が車両通行禁止となり、歩行者専用道路になっています。
ここには有名なデパート「メイシーズ」があります。
ヘラルドスクエアは、サンクス・ギビングの日に行われるメイシーズ・パレードの終点地。
毎年恒例のパレードの様子は、NBCテレビが全米へ中継します。
6月23日には、ジャスティン・ビーバーが彼のプロデュースする新しい香水「サムデイ」の宣伝の為にメイシーズにやって来た為、100人以上の女の子たちが前々日からヘラルドスクエアでキャンプをし、当日には逮捕者や怪我人が出る大騒ぎとなりました。
ヘラルドスクエアから東の空を見上げると、すぐそばにあるエンパイアステイトビルがそびえています。
ところで南北に走るブロードウェーと6番街が交差して、リボン状になった北側がヘラルド・スクエアですが、反対の南側、32丁目と33丁目、ブロードウェーと6番街に囲まれた一帯はグリーリースクエア・パークという公園になっています。
どちらもスクエアという名前が付いていますが、どちらかというと三角形に近い形をしています。
グリーリー・スクエア・パークとう名称は、1840年~1870年代にアメリカで最も影響力を持った新聞「ニューヨーク・トリビューン」
の編集者で政治家でもあったホレス・グリーリー氏にちなんで名付けられました。
「ニューヨーク・トリビューン」は「ニューヨーク・ヘラルド」のライバス会社でしたが、2社はのちに合併し、「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」となります。
錬鉄柵に囲まれた小さな園内には、テーブルや椅子が並べられています。
ここにもヘラルドスクエアと同じ「ウィッチクラフト」が運営するコーヒーやサンドイッチの売店があり、NYでは珍しい無料の公衆トイレも設置されています。
この周辺は、沢山のお店が並ぶショッピングゾーン。
小売店だけでなく、6番街側にはトイザラスやファクトリーアウトレットのDAFFY’S、マンハッタン・モールなどもあります。
買い物に疲れたら、スクエアでセレブサンドイッチを食べながら休憩なんていかがでしょう。
地下鉄で行くには、B、D、F、M、N、QまたはRラインに乗り、「34丁目・ヘラルド・スクエア駅」で下車するとすぐです。
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